GALLERY(作品展示室1)

   Brontoscorpio

ゴルフボール1個をくり抜いて、シルル紀後期に生息していた古代サソリ(ブロントスコルピオ)を作りました。
なんと全長90センチ以上もあったそうだ(@O@;)
古代サソリは、今のサソリとほとんど形が変わっていないそうです。
ただ、コイツは大きすぎるので、水中で生活していたという(でもウミサソリとは違う)。
資料は北村雄一さんが描いたイラストのみです(笑)



制作:2009.9
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Smilodon

スミロドンです。
当初考えていた低い体勢で唸るようなポーズではなく、結局少し前屈みに座ったおとなしいポーズに落ち着きました。

猫背な感じと、意外に長い首は表現出来たのではないだろうか?

前脚の方が長いってとこをもう少し強調した方が良かったかもしれません。

やっぱスミロドンは思いっきり口を開けてた方がカッコイイですね(^o^)v

2007.4に制作を開始したにもかかわらず、完成までに随分時間が経ってしまいました(^_^;)


制作:2009.9
全長:11センチ
使用ゴルフボール数:7個
   Odontochile

三葉虫(Trilobite)です。
化石調に半身のボールに彫っています。












制作:2009.9
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Hallucigenia sparsa

カンブリア紀の海に生息していた有爪動物の一種ハルキゲニアです。
澄江ではなくバージェスの方のつもりで作りました。

頭も口もはっきりとしていないのなら、いっそ無い方がいいので(笑)そんなイラストを参考に作りました。
後に頭部の目の存在も確認され、ようやく頭や口がはっきりしました。
例によって水晶の上に乗せてます。


制作:2009.9
全長:2センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Amiskwia

バージェスの動物の中から、ただ透ける粘土が使えそうな動物を作りたかった(^_^;;)アミスクイアです。
クリオネのような体つきが可愛い
頭部に光を反射する部分があったそうで、そこ(球状を2個)だけゴルフボールで作って、透明粘土で透けるようにしました。
白水晶に付けて雰囲気を出したつもり・・・
2センチなので、ピカイアに続いてほぼ実物大


制作:2009.7
全長:2センチ
使用ゴルフボール数:微量
   Mei long

またまたゴルフボール1個から彫り出した作品です。
眠り姫 メイ・ロンです。
ベースは何かの天然石板にピカイアで使った透明になる粘土を盛って、巣で寝てる感じにしました。
巣というよりも杏仁豆腐です(^_^;)
まあ発見されたのが中国なのでよしとします。

制作:2009.6
全長:3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Pterygotus

古生代の節足動物「ウミサソリ」のプテリゴトゥスです。
BE-PALで松村しのぶさんの連載記事で発表された作品のプテリゴトゥスが、ハサミが結構長くてカッコ良くて、だからそれを真似しました(^-^)
それと海洋堂DINOTALESシリーズのフィギュアも参考に。
DINOTALESのプテリゴトゥスよりも一回りくらい小さいかな?
使ったボールの材質があまり良くなくて(^_^;)あんまり脚を細く出来なかったのが残念でした。
アメジストにのせてみました。

制作:2009.6
全長:7.8センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Pikaia

バージェス動物群からピカイアです。
これでも一応ゴルフボールで作っています(^-^;)
カンブリア紀に生存していた脊索動物なので、その脊索がわかる(見える)ように作りたかった。
で、脊索をゴルフボールで作り、まわりを透明になる粘土で成形。
いちおう思惑どおりに脊索が透けて見えます。
クリア塗料をちょこっと塗って、なんだか綺麗(#^_^#)
5センチ程の作品なので、ほぼ実物大ですね。

制作:2009.6
全長:5センチ
使用ゴルフボール数:1/4個
   Tyrannosaurus rex

ずいぶん前に作って友人に贈ったティラノサウルス。
3体同時に化石が見つかったとかいう記事を読んで、3匹作ってチャーリーズ・エンジェルのように並べたくなって(^_^;)それで3匹作ったのですが、1匹はSDSM-12047に変身し、残りの2匹は何かの時に友人にプレゼントしました。
その友人から「壊れてしまったので直して欲しい」という依頼を受けて、この度修理というか、ついでにポーズ変えと再塗装しました。
普段私が作る作品と比べると一回りくらい小さめです。
これは3匹並べるつもりだったために、小さめに作ったからです。
まあ基にした個体もないし、小さいし、結構前だし、それなりの出来です(^_^;)

制作:2009.5(補修)
全長:12センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Australopithecus afarensis

最初期の人類、アウストラロピテクス・アファレンシス。
エチオピアで全身骨格が見つかったルーシーでも有名です。
犬歯や奥歯は比較的小さい。脳のサイズも比較的小さいです。
それでも顎が前に突き出た原始的な顔をしていますね。

制作:2008.11
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Anomalocaris canadensis

カンブリア紀の海の王者、アノマロカリスの半身だけです(^_^;)
全身作ったほうが良かったかもしれませんね。
ふんだんにクリア塗料を使ってますので、なんだか綺麗(#^_^#)

制作:2008.10
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Dunkleosteus

最大の板皮魚類ダンクルオステウスの頭部のみをレリーフ調に作りました。
参考にしたのはアメリカ自然史博物館(AMNH)の標本画像とKAIYODOのDINOTALES。
AMNHの標本はかなりキツイ目つきでカッコイイのですが、眼球の入る輪っかがあった方が良さげだったのでDINOTALES版を採用。
どのみち体はどんなだったのかは明らかではないので、頭部のみが飛び出しているように、ボールからくり抜きました。
歯に見えるけど、歯ではなく、顎の骨らしいですよ。
そのため、歯も頭と同じ塗装です。


制作:2008.10
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Carcharodon megalodon

古代鮫メガロドンです。
姿は現生の ホホジロザメに似ていて、その祖先だといわれています。
ということでホホジロザメを参考に(というかそのままですが・・・)作りました。
サメは軟骨魚類のため、本来骨格標本は作れませんし、当然化石にもならないので、博物館へ行ったところでその骨格を見ることは出来ません。見れるのは巨大なアゴの化石だけです。
そんなサメの骨格が欲しくて、作ったわけです。

化石にはならないので、いつものような化石っぽい彩色はやめて、生の骨っぽい色にしようかとも思ったのですが、以前、白で塗って失敗した経験があるので、今回は少しグレーにしてみました。
ですが、結局あまりよくなくて、少しずつ汚していったらいつもとあまり変わらない感じになってしまいました(^_^;;)

当初予定していたよりも大きくなってしまい、最終的には全長18センチという、私の作品の中ではかなりの大型作品になってしまいました。
ホホジロザメの2倍もある巨大サメなので、大きいぶんには良いのかもしれません。

制作:2008.10
全長:18センチ
使用ゴルフボール数:3個
   Diplocaulus

古生代ペルム紀のアメリカに生息していた両生類。
ゴルフボール1個から切り離さずに、完全にくり抜きました。
ボール1個ということもあって、骨の形は多少省略しています。
尻尾も完全に棒状にしてますので、ご勘弁をm(_ _)m
ディプロカウルス(Diplocaulus)という学名の意味の「2つの突起」もちょっと無理でした(^_^;)

水の中から玉石の上に上がって来た感じです。
この画像ではわかりませんが、後ろ姿が良い感じ。左後脚を前に出しているため、左前脚は右前脚よりも後ろに。つまり体は左にクネッてます。

尻尾は実際よりもかなり長くなっています(^_^;)
スタンド代わりにしているので、あえて長くしているのですが、そのおかげで飾りやすくなっています。
小さいですが雰囲気はなかなか良くて気に入ってますよ。

制作:2008.10
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   JANE

ティラノサウルスの幼体化石 "Jane"
推定年齢は10-11歳で、体長は6メートルあまり。"gangly teenager(のっぽのティーンエイジャー)"といわれるように、長い足ですらりとしています。
Burpee 自然史博物館 のチームが発見し、同博物館に貢献した Jane Solem にちなんで、"Jane"と呼ばれています。

以前作成したティラノサウルスCM-9380が破損したのをキッカケに、ちょっと無理矢理JANEにしました(^_^;)
元がCM-9380なので、JANEの特徴であるスラリとした脚が表現できていませんm(_ _)m

まあ、リサイクル作品ということで・・・

制作:2008.10
全長:11センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Meiolania

アーケロンに続く有名どころの亀の第二作メイオラニアです。
元にしたのはAMNHの標本写真。
腹側には穴があいているんです。生きているときは分厚い皮で覆われていたみたい。
写真からは見えませんが背骨も彫ってあります。
見えないのに実はちゃんと彫ってあるってトコが良いでしょ?
ポーズは松村しのぶさんの作品を参考に、甲羅はチョコラザウルスを参考にしています。
本人にも一応断ったことだし問題無いでしょう(笑)
化石写真での甲羅は1枚岩のような、フライパンのような、そんな感じなので、もうちょっと甲羅らしく見せるためにチョコラザウルスのメイオラニアを参考にして年輪のような模様を入れて、より亀の甲羅っぽくしました。

後日、イマイチ様にならなかったポーズを修正

制作:2004.7(2008.10修正)
全長:7センチ
使用ゴルフボール数:2個
   Panochthus tuberculata

絶滅哺乳類、古代のアルマジロ、パノクトゥスです。
国立科学博物館の展示骨格標本を参考に作りました。
この作品はなんといっても甲羅(装甲)が取り外し出来るトコがポイント。
ドーム状のヨロイの中には、ちゃんと骨格も作ってあります。
甲羅の上部には敢えて六角形のモールドを入れてありません。
何故かというと展示されている甲羅にも無いからで、実際にはあったのか無かったはしりません(笑)
尻尾の先も、生きていた時には棘の装甲があったようで、それが抜けた形跡があり、それも再現はしてあります。
作る時に、尻尾の先に棘を付けようかどうしようか悩んだのですが、今回は展示標本をそのまま再現することにして、棘を付けるのはやめました。

制作:2007.4
全長:8センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Futabasaurus suzukii

海洋堂の山崎繁さん原型の骨格模型の写真を見ながら作ったフタバスズキリュウ。
本当はキットが欲しかったのですが、高価だし大きいので諦めて、じゃあ自分で作っちゃえって(^_^)
頸骨の数が多くて大変でした。
当初、白で塗装していたのですが、後にポーズを変え、塗装もいつものブラウン系にしました。


制作:2001(2007.1改修)
全長:15センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Barosaurus lentus

初の竜脚類はバロサウルスです。
最初は米国自然史博物館の展示骨格と同じに仁王立ちのポーズで作ったけど、後に改修してポーズを変えました。トンって感じに軽く前脚を上げたポーズです。
かな〜り細長いです。

制作:2000(2007.1改修)
全長:30センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Archaeopteryx lithographica

最初は普通にいつものようにゴルフボールで始祖鳥骨格を作ろうと考えたのですが、やっぱ始祖鳥はコレだろって事で、薄く伸ばしたパテを彫って始祖鳥のベルリン標本を作成しました。

制作:2003.7(2006.2修正)
大きさ:16×12.5センチ
   Ceratosaurus nasicornis

ケラトサウルス。
初期作品のため、かなり荒削りで今見ると酷い。
そのため大幅に改修作業を行った。
一度造った物の手直しには限度がある。
ただ、当初よりはよりシャープになり、ポーズは頭を低くして何かを探っている感じに変更したことで随分良くはなったと思う。

制作:1999(2006.1改修)
全長:13センチ
使用ゴルフボール数:3個
   Leptoceratops gracilis

レプトケラトプス。私の作品では角竜第一作です。
かなり小さめで、ボール1個半で作りました。

制作:2000(2006.1改修)
全長:7センチ
使用ゴルフボール数:1個半
   Peck's Rex

1997年にモンタナで発掘されたTyrannosaurus rex。
FORT PECK(地名?)で見つかったので"PECK'S REX."と名付けられたようです。
この個体は第三中手骨が発見されているのがポイントです。
一応第三中手骨もちゃんと再現しているのですが、この写真ではわかりませんネ。
展示骨格では腹肋骨も付いているので、当然付けました。
ポーズ自体も、その展示骨格を参考にしていますが、若干違ってきてしまいました。
右脚を着こうとしている状態なので、少し右側に体を傾けてやって、体重移動を表現したつもりです。
頭骨の内部も初めて彫ってみました。

制作:2005.3
全長:19センチ
使用ゴルフボール数:6個
   Carnotaurus sastrei

カルノタウルスはティラノサウルスの次に大好きな恐竜。
そもそもカルノタウルスの骨格模型が欲しくてゴルフボール恐竜を作りはじめた。
よって第1号の恐竜もコレ。でもこれは二代目で、更に二度手直しも入れている。

制作:2001(2005.3改修)
全長:16.5センチ
使用ゴルフボール数:5個
   SUE (relief)

ゴルフボールの形状をそのまま残して頭骨を彫り出したティラノサウルス・レックスのスー。
彫るだけなら2時間程で出来ます。
このシリーズ結構気に入っているんですけど・・・どうでしょう?(^_^;)

制作:2005.2
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Rugops primus (relief)

ゴルフボールの形状をそのまま残して頭骨を削り出したルゴプス・プリムス。
絵を描く人や造型をやっている人は初めてスコミムスを見た時に「書きたい」とか「造りたい」って絶対に思ったはず。
で、このルゴプスも初めて見た時に同じように思ったんじゃないかな〜。
私は思った(^_^)
なんてったって頭骨に特徴ありまくり!
「なんだよ!あの頭頂の7つの穴は!?」
写真では分かりにくいですが、頭骨の上部はシワだらけのモールドを入れてあります(確か名前の意味が「シワだらけの顔」みたいな感じでしたよね?)。
下顎はかなり細く華奢です。
薄っぺらい顔ですが眼の上から鼻先まで凄く隆起していて特徴あります。
真横からの写真だとこの恐竜の頭骨の面白さが全く伝わらないですね・・・。

制作:2004.7
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Thinaxodon liorhinus

哺乳類へとまっしぐらなキノドンを、かなり哺乳類寄りのイメージで立体化しました。
前歯、犬歯、奥歯を彫り分けているのですが、分かるかなあ?
イメージとしては犬のお手のポーズです。この写真ではわかりませんが、首を少し曲げて更に小首をかしげていて可愛いのです。
ほとんど消失しかけている頭頂孔もある。
幅広い頬骨弓と上角骨よりも上に出る筋突起や鼻面にあるヒゲの跡の小さな窪み等の特徴もちゃんと表現してあります。
肋骨の根本が拡大している。
肋骨の後半は形状が違う。体を丸めて毛づくろいが出来たようです。横隔膜もあったらしい。

制作:2004.6
全長:10センチ
使用ゴルフボール数:3個半
   Yangchuanosaurus shangyouensis

イメージとしてはコッソリと獲物に忍び寄っている感じです。
猫背な感じがヤンチュアノサウルスにしっくりきていると思います。
元にしたのはNetで見付けた骨格イラスト(作者の名前は憶えていない・・・)。
ヤンチュアノサウルスは椎骨の棘突起が長いので、そのイラストの猫背な感じが凄くシックリきて「これしかない!」って思い作りました。
頭骨の感じといい、ポーズといい、かなり自分では満足しています。

制作:2004.3
全長:17センチ
使用ゴルフボール数:5個
   SAMPSON

1992年にサウスダコタでフリーランスの古生物学者達によって発掘されたT.rex。発掘されたのは42%。発見者が牧場主のZimmerscheid氏だからZ.rex(かな?)。
この化石は過去e-bayで800万ドル、Lycosでは580万ドルでオークションにかけられていたが落札されず。現在は改名してSAMPSON。
これはゴルフボール1個で作ってあります。

制作:2004.3
全長:5センチ
使用ゴルフボール数:1個
   Opabinia regalis

「ぱれおんとろじぃ(http://paleontology.ac/)」の職人さんとのコラボレーション企画で作成したオパビニア。
職人さんが描いた画を元に立体化。
細かく描かれたイラストのおかげでとても彫りやすく、色々と連絡を取り合い完成させました。
太古の海の中で獲物を追いかけているイメージです。
ドアノブ状の眼は大小一対づつ。それとノブの柄部が短い眼が真ん中にもう1個。
ズラッと並んだ歩脚が斬新。
鰭にある鰓のモールドが大変でした。
体色は職人さんが考案。クルマエビのイメージです。
眼はクリアグリーンの上にクリアブルーを塗って色に深みをだした。

制作:2004.1
全長:12センチ
使用ゴルフボール数:2個
   Stegosaurus stenops

剣竜の代表ってことでステゴサウルスです。
喉の小皮骨はさすがに1個ずつ削り出せないのでチョットごまかしてます。
DMNHの展示骨格の顔つきを参考に造った。この標本の顔つきが好みです。
本来は体重の約8割が後脚にあるらしいが、今回のは右前脚に体重をかけて左に曲がろうとしている瞬間です。
ポーズは自分では凄く気に入ってます。
前から見ると堪らなくカッコイイっす。

制作:2003.11
全長:15センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Suchomimus tenerensis

世界最大の恐竜博2002で初めて見たスコミムスの印象は「薄っぺら〜い」でした。
この写真からは分かりにくいですが、かなり薄っぺらく造りました。
特徴的な歯も良い感じ(^_^)
グッと踏み込んだ感じが良いです。
模型自体は全長20センチと小さいですが、実際のスコミムスの体重が感じられるように多少大袈裟に膝の角度を外側に向けたり、対して踵の向きを内側に強くとったりしています。
そのおかげで踏み込んだ時の体重が表現出来たような気がしています。
体のラインも良く出来たと思います。

制作:2003.10
全長:18センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Giganotosaurus carolinii

あまりにも酷い展示骨格とヘンテコな頭骨のおかげで、史上最大の肉食恐竜の地位を傷つけられたギガノトサウルス。
ちゃんと組めば、いたって普通の肉食恐竜です。
改良点は
・頭骨を少し短くした(もっと短くても良かったですね)。
・骨盤を大きくした。
・垂直に垂れ下がった肋骨を自然な曲線に。
・肩甲烏口骨を気持ち大きく。
って感じです。

制作:2003.10
全長:16センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Archelon ischyros

映画「恐竜100万年」で有名なアーケロン。
ボール2個で出来てしまう手軽さ。
甲羅じゃなく骨で出来ているってトコが魅力な海ガメです。
よく色々な所で見かける展示骨格を参考に作ったのですが、もう少し頭骨は細い方が良かったかもしれません。
でも展示骨格はこんな感じなんですよ(^_^;)
腹側はなにやら星形の薄い骨板があります。
詳しくは分かりませんので、見たまま作りました。
コレ結構小さいんですよ。

制作:2003.10
全長:6センチ
使用ゴルフボール数:2個
   Ankylosaurus magniventris

アンキロサウルスAMNH-5214の頭骨と棍棒を元に、胴体はエウオプロケファルスを参考に、背中の装甲はいい加減に(笑)作りました。
とっても広くて大きな腸骨。
同じく広くて大きく平らな背中。
お腹の容量がデカイです。
なかなか面白い骨格です。
骨格はいつものようにゴルフボールでちゃんと造ってから、その上にパテで背中の装甲を付けました。
せっかく彫った肋骨や骨盤が隠れてしまいますが、装甲が無けりゃ鎧竜じゃないッスもんね。

制作:2003.9
全長:14センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Triceratops

敢えてG.ポール版です(^o^)
肋骨が変に曲がった所が逆に好きだったりするのです。
複雑な曲面で構成された頭骨は本当に難しかった。
前脚の指は5本ですが、爪は3本だけに付けてあります。
グッと腰を落として、角を上に向けた感じのポーズです。
脚先(指先)の踏ん張り具合が良く出来て、実はかなりのお気に入り作品です。
苦労した分だけ思い入れも強いです。
カッコイイな〜(自画自賛)

制作:2003.8
全長:16センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Allosaurus "Big Al"

アロサウルス"BIG AL"です。
ティラノサウルスとは違ってスマートなプロポーション。
実際にアロサウルスの骨格を見てみると予想以上に薄いです。
頭骨なんかビックリします。
ですので意識してかなり薄く作っています。
なんとなく黒にしてみました。
アロサウルスの骨格は黒色が似合うような気がしているのは私だけ?
頸肋骨なんかかなり細く削れたけど尻尾が少し太かったのが反省点。
なかなか良いポーズにならなくて、何度かポーズ変えをしています。

制作:2003.7
全長:18.5センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Leancholia

一番最初に作ったバージェスモンスター、レアンコイリアです。
ボール1個から彫り出しています。
腹側の構造がよくわからなかったので、適当に作っています。

人に譲ってしまったので、もう手元にはありません。

制作:2003.7
大きさ:直径3.7センチ
使用ゴルフボール数:1個
   AMNH-5027

1907年、バーナム・ブラウンによって発見された45%強完全なティラノサウルス・レックス(AMNH-5027)。
60年代まではこの標本が最良で、T-REXと言えばAMNH-5027というぐらい定番中の定番。
本家、米国自然史博物館の標本です。
NYの米国自然史博物館(AMNH)での展示スタイルです。
博物館でマウントされている頭骨は面長に見えるので、その通りに作りました。
尻尾はかなり長いんです。

制作:2003.7
全長:17.5センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Albertosaurus

これも始祖鳥と同じように薄くしたエポパテを削って作ったアルバートサウルスの幼体化石。
ブラックヒルズ研究所の化石標本だったかな?
これは結構好きです。
薄いので額に入れて飾ってあります。

制作:2003.7
全長:15センチ
   TINKER (juvenile)

'98年夏に米サウスダコタ州でアマチュア古生物学者Mike Harrellのチームにより発掘された75〜90%と見積もられる殆ど完全なT-rexの幼体化石。
年齢は5〜6才で成体の約2/3のサイズ。発掘チームの一員Ron Frithiofが”Tinker(いたずらっ子)”と名づけました。
幼体なので長く、低い頭骨にしました。
体のサイズに対して成体より腕は長めにしています。
脚は意識して大きく作成しています。
いたずらっ子らしく活発でヤンチャな感じで作ろうと思い、このポーズを採用。
何処かで見たポーズですね(^_^;)

制作:2003.4
全長:14センチ
使用ゴルフボール数:5個
   BIG MIKE

1987年アマチュア古生物学者キャシー・ワンケルによって発見されたMOR-555はT-rexとしては初めてのほぼ完全な腕と部分的な手が含まれていた。
モンタナ州立大学第10代学長で、MOR-555発掘の強力な支援者でもあったマイケル・マローン博士の名にちなみ"BIG MIKE"と呼ばれている。
T-REX界の貴公子。
頭骨に目立った傷は無く色男。
でもツルっとさせ過ぎでした・・・。
もう少しゴツゴツさせないとリアルさが出ませんね(反省)。
MOR-555は完全に化石化していない「半生」の標本で、そのためDNAの断片が検出されたらしい。
ポーズはロッキー博物館前のブロンズ骨格と同じにしました。
このブロンズマイクの特徴は妙に真っ直ぐな背中。
真っ直ぐというより反っているようにも見えます。
だから見たまま感じたままに作ってあります。

制作:2003.3
全長:19.5センチ
使用ゴルフボール数:5個
   SDSM-12047

1980年サウスダコタで牧場主ジェニングズ・フローデンによって発見されサウスダコタ鉱山技術専門学校によって発掘された約25%完全なT.rex。
潰れた頭骨が特徴?のこの標本を潰れた頭骨のままでもおかしくないように発掘状態にしてみました(実際は25%しかないので想像です)。

制作:2003.6
全長:10センチ
使用ゴルフボール数:4個
   LACM-23844

1966年モンタナでアマチュア収集家のハーレイ・ガーバニが発見した約25%完全なT-rex(LACM-23844)。
ガーバニは同じ場所で2頭のT-rexを発見し、もう一つは12%程度で幼体のLACM-23845。
レックス種にしてはずいぶん四角い顔つきなのでチョット変わり種。
イメージとしては力強く吠えている感じなのですが・・・。

制作:2003.2
全長:17センチ
使用ゴルフボール数:5個
   CM-9380

1902年にバーナム・ブラウンによって発見されたティラノサウルス・レックスの完模式標本。
元々AMNH-973だったが1940年にカーネギー博物館に売却されCM-9380という登録番号になった。
この標本は10%程度しか無く、頭骨も一部分なので、ほとんど私のイメージだけで作りました。
下顎骨の先端がプックリしている。
頭骨はガッシリとしたメスの特徴?
なので、若い娘のイメージで作りました。

制作:2002.11
全長:16センチ
使用ゴルフボール数:5個
   BLACK BEAUTY

1980年に発見され1982年ロイヤル・ティレル古生物博物館によって採集された約25%完全な亜成体のティラノサウルス・レックス(TMP-81.6.1)。
化石化する時に土中のマンガンがしみ込み黒い色をしているため”ブラック・ビューティ”と呼ばれている。

頭骨は少し寸詰まり、眼窩は多少ツリ目ぎみ。(あくまでも私見ですが・・・)
とにかく黒く塗りました。
最初、いわゆるブラック・ビューティの化石状態で作ったのですが、2体目を作り直しました。
尻尾を少し長めにしてます。そうすることで若さを出したかったのですが・・・あまり成功していませんね。
メスらしいのですが私にはオスのように見えたので第一印象どおりオスのつもりで作りました。
ヤンチャなイメージで作っていった作品です。

制作:2002.10
全長:16センチ
使用ゴルフボール数:5個
   SUE

1990年、スーザン・ヘンドリクソン女史によりサウスダコタで発見された90%以上完全なティラノサウルス・レックス(FMNH PR-2081)。
発見者に敬意を払い”スー”と命名された。
所有権の紛争に巻き込まれ一時はどうなるかと心配したが、無事ワールドデビューをはたした。
同じT-rexに刺し貫かれたと思われていた下顎の4個の傷穴は、どうやら感染症の跡らしい。
シカゴのフィールド博物館での展示スタイルです。
3本の肋骨の傷痕や誤同定された叉骨、腓骨の骨髄炎の痕、マウンティングを繰り返したために変形したと思われる尾椎棘突起の変形等のダメージも表現してあります(笑)。

制作:2002.9
全長:17センチ
使用ゴルフボール数:5個
   STAN

1987年にサウスダコタで発見され1992年にブラックヒルズ研究所によって発掘された
65%完全なティラノサウルス(BHI-3033)は、発見者の名前”スタン”の愛称で親しまれている。
この大好きなスタンを1995年の大恐竜博に行った時に撮りまくった写真とパンフレットを資料に作りました。

ティラノサウルスの各標本を作り分けていこうとした最初の作品。
最初の作品なのに今でもこのSTANが一番上手に出来たような気がする。
良く見ると仕上げの荒い所があったり、尻尾をクネらせ過ぎたり反省点もありますが、一番気に入っています。
実物を見た時、実化石の渋い輝きが印象的だったため、艶アリの塗装をしています。
牙は更にツヤを出しています。
やっぱりSTANは最高ですね。

制作:2002.9
全長:16センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Tylosaurus prorigor

ティロサウルス。
モササウルス類もひとつは欲しいところ。
まだ電動工具を使っていない頃の作品は今見ると荒いですね。
手直しも少々したのですが限界があります。
でも、なかなかのクネリ方で結構ポーズは決まったと思う。

制作:2001
全長:12センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Therizinosaurus cheloniformis

テリジノサウルス。
当初はただの立ちポーズだったのですが、手直しと同時にポーズ替えをして、ちょっと前傾姿勢にして動きを出ました。
なんとなく良くなったと思いますが・・・。

制作:2001
全長:10.5センチ
使用ゴルフボール数:3個半
   Ophthalmosaurus

魚竜の骨格模型が欲しかったのです。
オフタルモサウルスです。
魚竜の細い肋骨を表現するために針金を使った。
ただ、針金を接着した時に今川焼きのような椎骨のモールドが接着剤で埋まってしまい残念。
ちょっと荒いけど好きな作品です。

制作:2001
全長:12センチ
使用ゴルフボール数:2個
   Rhamphorynchus muenstri

2作目の翼竜ランフォリンクスです。
小さいし細いし、難しかったです。
尻尾を支柱がわりにしてます。

制作:2001
全長:7.5センチ(翼間長:18センチ)
使用ゴルフボール数:2個
   Homalocephale calathocercos

堅頭竜の代表としてパキケファロサウルスではなくホマロケファレです。
尻尾の細く細かい骨を表現するために紐を接着剤で固めてから削った。
頭骨は良い感じです。
尻尾の付け根が太く、お腹も大きくて、なんだか変わってますね。
地味ながら、なかなか見どころのある骨格です。

制作:2001
全長:15センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Coelophysis bauri

これは物凄く細いです。
なにしろ華奢な感じを表現したかった。
やっぱりコエロフィシスは沢山いたほうがイイので本当は10匹ぐらい欲しいところ。
実際には成体2匹と幼体1匹の親子にしていた作品です。
でも現在は1匹しか手元には残っていません。
現在と違い、デザインナイフのみ(ルーターで仕上げを行わず)で作った作品。
その後、手直し等もしていないので、当時のままの状態です。

制作:2001
全長:14センチ
使用ゴルフボール数:3個
   Oviraptor philoceratops

オヴィラプトルを鳥っぽく作りたかったので、こんなポーズにしてみました。
特徴的な歯?も再現してあります。

制作:2001
全長:12センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Dodo

松村さんの作品(レッドデータアニマルズの景品)を真似してポーズだけは変えました。
ボール3個で比較的簡単に出来ます。


制作:2001
全長:10センチ
使用ゴルフボール数:3個
   Pteranodon sternbergi

最初に作った翼竜プテラノドン。
当初は岩にとまっているポーズで造ったのですが、イマイチ格好悪くて気に入らず、その後改修して飛び立った瞬間のポーズにしました。
竜骨突起を付けていないのが残念。って言うか、そのうちに付けます。

制作:2000
全長:6センチ(翼間長:15センチ)
使用ゴルフボール数:2個
   Mammuthus

初めて作った哺乳類、マンモスです。
哺乳類は頭骨が難しい。
この頃はろくに資料集めもしていなかったので、ちょっといい加減なところが出てしまっています(汗)
牙も勝手に長くしてるし、何マンモスかもわかりません(^_^;)
でも雰囲気は出てるでしょ?

制作:2000
全長:9.5センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Dilophosaurus wetherilli

ディロフォサウルス。
初期の作品で、かなり荒削りですが細身のプロポーションは出せたと思う。

制作:2000
全長:15センチ
使用ゴルフボール数:4個
   Dimetrodon

ボール1個で肋骨から背骨の突起まで作ったディメトロドン。少し小さめです。
あまり良いデキではありませんね。
指なんか全然彫れていないし・・・
でもね、なにしろ小さいから勘弁してっ
m(_ _)m

制作:2000
全長:6センチ
使用ゴルフボール数:1個半
   Baryonyx walkeri

バリオニクス
背中から尻尾へのラインはなかなか良く出来たと思うけど・・・

制作:2000
全長:16.5センチ
使用ゴルフボール数:5個
   Tyrannosaurus rex

私が作った初代ティラノサウルス。
ゴルフボールで一番最初に造った恐竜の骨格はカルノタウルスだったのですが、二番目はティラノサウルスでした。
G.ポール氏の骨格4面図を元に造った。

実はこのティラノサウルスはある人にプレゼントしたのですが、引っ越しの時に壊れてしまい、修理依頼が来たのです。
当時は一生懸命に造ったけど、さすがに今は鑑賞に耐えられません(^_^;)
で、緊急入院をキッカケに多少の手直しを施しました。
各パーツ自体は出来る限り彫り込み(でも限界がありますが・・・)、造形の甘い部分は躍動的なポーズで誤摩化すという手法です(笑)。
かなり躍動感に溢れ過ぎですが(^_^;)このくらいしないとデキの悪さが誤摩化せないので・・・

制作:1999(2006.4改修)
全長:17センチ
使用ゴルフボール数:5個

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